こんにちは、ぷんまる(@FLYING_MEMO)です。
最近お客さんが減ってきたなぁ…
こんな風に悩んでいる銭湯の経営者さんもいるんじゃないでしょうか?
いろんな銭湯に行くと「積極的にイベントをしたり、お得情報を発信しているなぁ」と感じることがよくあります。でもそのほとんどが「スーパー銭湯」。
でも昔ながらの小さい銭湯も、もっと工夫できるんじゃないかなぁ?と思うんです。
ということで「集客数を増やす」ために何ができるか、考えてみました。
前提として大規模なスーパー銭湯じゃなくて「昔ながらのレトロで小さい銭湯」を想定しています。
題して…
もし自分が銭湯の経営者だったら、こんなことがしたい!
この記事は、集客に悩んでいる銭湯の経営者さん向けになっています。
超コアな内容だけど、参考にしてほしい!!!というか、実際に試してほしい!
\ この記事を書いたのはこんな人 /
「できる・できない」は一旦無視してますが、実現できそうなものを紹介しています。
ある意味、世の中の銭湯経営者に向けた「集客UPのための企画書」です。
それでは紹介していきます!
ブランディング力の強化
集客するためには、まず「ブランド」として認知させることが大事です。
そのためにできることがこちら↓
オシャレなアイコン、ロゴ、オリジナルグッズの作成
まずホームページやSNSのアイコンで使える「アイコン」や「ロゴ」を作りましょう。
そしてロゴを使って販売用のグッズを作ります。(タオル、キーホルダー、ポーチなど、銭湯に関連するもの)
「ココナラ」というアプリを使えば、簡単にイラストレーターさんに頼むことができます。
コンセプトを決めて、デザインや雰囲気は必ず統一しよう!(オシャレ系、モード系、面白系などなど…)ブランド力を高めよう!
マスコットキャラクター選定(あだ名)
マスコットキャラクターの例がこちらです。
- 昔から番台で働くおばあちゃんにあだ名を付けて、SNSで発言してもらう
- 犬や猫など、皆から可愛がられるペットを「番台」としてアピール。Instagramがいい。
他の銭湯と差別化できるようなマスコットキャラクターを設定すると効果大です!
面白イベントの開催
「こんなイベントがあったらいいなぁ~」というものをピックアップしました。
夏の冷酒、冬の熱燗などの「限定日本酒」イベント
夏は暑くて銭湯に行く人が減りそうですよね。
そこで夏限定の貴重な日本酒が飲めたり、販売するイベントを開催します。
蔵元さん来てもらって、販売してもらうのもいいですね!
わたしはこんなイベントがあったら、必ず行きます。
というか、試飲だけでも行く。
冬は冬限定の日本酒のイベントもできます。
コラボ企画
パンダ銭湯という絵本とコラボしている銭湯もあって、凄く印象的でした(➡湯処 あべの橋)
イラストレーターのイラストなどを掲示しても素敵です。特にハンドメイド系は若い女性に人気です♪
美術系コンテスト
銭湯のロビーに紙とペン、お題を提示しておいて、銭湯に来てくれたお客さんにその場で書いてもらいます。
例えばこんなコンテストは簡単に準備できそうですね。
- 俳句、川柳コンテスト
- 絵心コンテスト
- 習字コンテスト
習字は、すぐ書けるように墨汁などを準備しておき、後日に賞を発表します。
準備するものも少ないし、これはすぐ取り組めます。
俳句コンテストは、実際にやっていた銭湯があったよ。
大賞は入浴券のプレゼントがもらえるとか、景品付き。
自分の作品が公開されるだけでも、うれしいよね!
そのほかにも、こんなものを考えてみました。
「銭湯の裏側」見学ツアー
銭湯の裏側を見る機会は少ないので、わたしのような「銭湯好き」には需要があると思います。
宝探しゲーム
湯舟やサウナ、水風呂の中に「スーパーボール」や「カード」を入れて、参加者に探してもらいます。
潜らないといけないような、深い湯舟には入れません。
全部「アタリ」じゃなく、もちろん「ハズレ」も紛れ込ませます。
銭湯で「謎解きクイズ」
宝探しゲームに似た感じで、脱衣所とかトイレ、浴場に謎解きの要素を散りばめて、帰る時に答えを解いてもらいます。「脱出ゲーム」の銭湯版のような感じですね。
答えを紙に書いてもらい、「正解と正解者は後日発表!」という感じにします。
正解者にはプレゼントを。実際に浴室にクイズを貼っている銭湯もありました。
四季に応じたイベントの実施
節分では豆をくばったり、七夕では笹を飾ってお客さんに願い事を書いてもらう…などなど。こういうのって大事ですよね。
ちびっこ番台体験
番台に子供がいたら、可愛くて行きたくなります。
銭湯大喜利
その名の通り、大喜利をお客さんに考えてもらいます。
「こんな銭湯はいやだ、どんな銭湯?」というお題で開催しているスーパー銭湯もありました。スタッフが大賞を選んで、後日発表です。わたしはこの企画が個人的に好きです。
施設内の設備に工夫を凝らす
銭湯にこれがあったら面白い!と思うものを厳選しました。
浴室の壁に漫画を掲載
お風呂に入っている時って、暇ですよね?
わたしはお風呂に入りながら本とか読めたらなぁ…と思うくらいです。
そこで!浴室の壁にオリジナルの漫画を掲載します。ルールはこんな感じです。
ポイントは、漫画を貼る場所が「浴室」であること、長編漫画であることです。
休憩所に貼るとSNSで写真が拡散され、銭湯に行かなくても読めちゃいますよね?
でも浴室なら写真は撮れません。
また面白い長編漫画なら、お客さんは漫画の続きが気になって翌週もお風呂に入ってくれます。
というか、それくらい面白い漫画(=読みやすい漫画)を貼りましょう。
ココナラやSNSでイラストや漫画が書ける人を募集できますよ♪(スタッフが書けると尚良し!)
漫画が無理でも「新聞」という形でスタッフの日常を紹介するのも楽しいよね
京都にある人気銭湯「サウナの梅湯」さんでは、手書きの特製「梅湯新聞」が浴室に貼られています。
小さい文字より「大きな文字」で、できればイラストも入れると読みやすいですよ♪(裸眼の人は特に小さい文字が見えません!)
ガチャガチャの設置(普通のガチャ、大人のガチャ)
よくある普通のガチャガチャの中に、その銭湯独自のものを入れます。
- 【特賞】入浴回数券
- 【あたり】入浴無料券(1回分)
- 【あたり】コーヒー牛乳引換券
- 【あたり】銭湯オリジナルグッズ
- 【はずれ】駄菓子、おもちゃなど
大人のガチャガチャには、「日本酒専用」とか、酒ガチャにしてみても面白そう
ガチャガチャは電気代も掛からないし、ほとんど初期投資だけで済みます。(2万円位)
面白風呂の企画
ネタとして、いろんなお風呂に挑戦してみよう。
箱根温泉の「箱根小涌園ユネッサン」は、定期的に色んな面白風呂を開催していて、参考になります。
ちなみに実際行ったこともありますが、面白かったですよ!
わたしが行った時は「味噌風呂」、「ボジョレーヌーボー風呂」、「酒風呂」などがありました。
採れたて野菜を販売しよう!プチマルシェ
よく売店で加工品が売られているスーパー銭湯はあるけど、わたしの場合、旅行先でなければあまり買いません。
それよりも「地元密着型」として、朝どれの新鮮な野菜がある方がうれしいです。
銭湯に入って、野菜を買って帰る。スーパーに行く手間が省けます。
お買い物が大変なお年寄りとかは、嬉しいんじゃないかと思います。
サウナや銭湯に関する本のレンタルサービス
最近はサウナや銭湯に関する漫画、本、雑誌がたくさんあります。
その場で読んでもらうのもいいけど、「そんなスペースは無い!」という銭湯も多いはず。
だから貸出して、返す時にまたお風呂に入ってもらう。いい流れじゃないですか?
特にサウナや銭湯に関する本、雑誌をメインに取り扱います。家でサウナの本を読んだら、きっとまた行きたくなるはず!最近はサウナや銭湯に関する書物が増えているし、オススメです。
アイスの種類拡充
アイスに賞味期限は無いから、在庫を気にしないで色んな種類のアイスがあってほしいです。
特に夏は、かき氷がいいですよね。
かき氷ブームに乗っかって、インスタ映えするような個性のあるかき氷がオススメ。
全国の可愛いカップ酒を販売
銭湯が好きな人は、基本的にお酒も好きです。(←持論)
色んなパッケージのカップ酒が置いてあったら、わたしなら買って帰ります。
スーパーで買えないようなものが置いてあったり、行く度に違う種類があったら通うかもしれません(これ、割と本当!)
地域の交流の場としての掲示板
地域の人の交流の場として銭湯を機能させます。そのためにできることが「掲示板」!
掲示板を貼って、自由にお客さんにメモを貼ってもらいます。
自由にしすぎると何を書けばいいかわからないので「○ ○ 募集中」とか、「地味に自慢できること」など、お題を出しておきます。
それに対し、自由にお客さんに想いを書いてもらう。その中で面白い内容があればTwitterで紹介したり、募集系の内容ならTwitterで拡散して協力します。
最近はSNSが浸透して、知らない人とコミュニケーションが簡単に取れます。
だからこそ、一周回ってアナログな伝達手段は若者には新鮮。
こんな時代だからこそ、アナログな仕組みは意外と面白がられます。
経費もほとんどかからないし、これなら手軽にできますよね。
年パスや地域丸ごと回数券
行きつけの銭湯に年間パスポートがあったらいいのに!といつも思っています。
あと地域の銭湯にどこでも行ける回数券が、個人的には欲しいです(*´ω`)
ランニングステーション
ランナーの方に、ランニングステーションとして使ってもらうサービスをします。
荷物を預けて走って、お風呂に入ってもらう。大阪では実際に行っているところがあって、わたしもよく利用します。銭湯の新しい使い方だと思います。
先にお話しした、地域の交流の場のように「銭湯+何か」があると行きたくなりますよね!
「オリジナリティ」のある情報発信に力を入れる
ここまで色んな企画を提案したけど、大前提として、「情報発信しまくる」ということが大事。
どんな小ネタでもいいので、とにかく「うざい位」発信しよう!
ホームページを整えるのも大事だけど、SNSも駆使して、話題になるようなネタを提供し続けよう。
「続ける」ことも大切。
最初だけじゃ意味が無いよ。
具体的にはこんな感じ。
ホームページは最低「週1回」は更新しよう。
まとめ
それでは復習です。
- ブランディング力の強化
店内のポスターやオリジナルグッズ、SNSの画像はこだわろう
デザインは必ず統一させること
- 面白イベントの開催
とにかく、やってみよう!の精神で。まずは手軽にできそうなものから始めてみよう
- 施設内の設備に工夫を凝らす
お風呂プラスαになるような工夫が必要。外国人向けに、英語や中国語のポスターを貼るのもいいよね
- オリジナリティのある情報発信に力を入れる
集客のために一番大事なのが情報発信。SNSで積極的に情報発信しよう
必ず毎日更新。できれば英語バージョンも発信して外国人を取り込むといいね!
最近は銭湯に興味を持つ外国人や、若い人たちも多いですよね(*´ω`)
でも人口が減っているなか、集客を増やすには「工夫」が必須。
知恵を絞って、昔ながらの銭湯を守っていこう!