こんにちは、作者のぷんまるです。(プロフィールはこちら♪)
今回は、過去に経験した院内SEのお話です。
全然詳しくないのにシステム系の仕事を任されて困っているあなた、必見です!
私は一度、総合病院で社内SEならぬ、院内SEのお仕事をしたことがあります。
いわゆる「情報システム部」みたいな仕事です。よく情シスと呼ばれますね。
私が病院で働き始めたときはIT専任の人なんていなくて、総務課の職員が片手間で兼任するという形でした。そのうちの一人がパソコンとかに詳しい人だったので、その人がメインで作業をしていたみたいです。
病院だけじゃなくて、小さい会社でもそういう所は多いんじゃない?
でも色々と道具が揃っていなかったので、私が入社したと同時にその人といろんな道具を揃えていきました。
今回は、その時に揃えたものをまとめています。(中には実際に使っていたものもあるよ!)
私の場合は病院でしたが、一般企業でもきっと役立つ情報があるはず(*´ω`)
種類別に分けて紹介します。
それでは見ていきましょう!
工具系
工具箱
まず必須アイテムです。
職場ではこんなものを入れていました。
- ドライバーセット
- 精密ドライバーセット
- ペンチ
- ニッパー
- カッター
- はさみ
などなど。
特にドライバーはパソコン本体のカバーを外したり、あらゆる場面で使います。
精密ドライバーは「キーボードのボタンが外れたから直してほしい」という依頼の時によく使いました。直せないキーボードもあるけど、職場のやつは簡単に直せるタイプでした。
こんな仕事もあるんですね~(´_ゝ`)
電動ドライバー
普通のドライバーよりも作業効率がUPします!
「これがあってよかった~(*´ω`)」と思う日がいつか来るはず。
早く帰りたいなら準備しましょう。
ドリルもセットだと一石二鳥♪
テプラ
打ち込んだ文字がシールとして出てくる、あれです。
どんなところでも使えるよう、持ち運びができる乾電池式タイプがオススメです。
実際に使っていたもの☟
電源系
延長コード
席や機械の配置換えがあると、だいたい必要になります。
突然言われても対応できるよう、短いものと長いものを常備していました。
最低限、選ぶポイントは2つ!
- マグネット付きを選ぼう(机にくっつけたりできます)
- コンセント部分は首が曲がるスイングタイプにしよう(じゃまになることがあるから)
※延長コードにも使用期限があるので、古いものは取り替えます
※差込口に埃がたまると火災の原因になるから、使わない差込口にはセロテープで穴を塞ぐといいよ
電源タップ(トリプルタップ) たこ足用
延長コードだけじゃなく、たま~にこういうのが必要になるときがあります。
工具箱に忍ばせるといいでしょう。
*たこ足のしすぎはやめてね
電源タップ 3つ口変換用
いつもよく見るコンセントは2口ですが、医療機器には3ツ口のコンセントがよくあります。
そのままでは2口のタップには挿せません。
そんな時用に、3ツ口から2口に変換する用のコンセントを準備しておきます。
ネットワーク系
LANケーブル自作セット
LANケーブルって自作できるんです!
もちろん、市販のLANケーブルを購入するのが楽だし確実です。
でも丁度いい長さがない場合、自作するといいですよ♪
ケーブルをまとめる場面が減るしね( *´艸`)
ちなみに始めは時間がかかっても、数をこなせば慣れてすぐにできるようになります。
私も不器用な方で、最初は全然できなかったのですが、練習してできるようになりました。
こういったものが必要になります。
- LANケーブル(Cat5eかCat6以上を選びましょう)
- RJ45コネクタ
- モジュラカバー
- かしめ工具
- 皮むき器
- テスター(正常に作れたか確認できるよ)
*1本のLANケーブルの長さは100mまでにしてね。
100m以上必要な場合は、HUBもしくは延長用のコネクタを使いましょう。
延長用のコネクタは、LANケーブル同士を繋ぐもので、よく「JJ」呼ばれます。
逆に100m以内であれば1本のLANケーブルを使用してね。(抜けたら大変!)
作り方はいろんなサイトで載っているよ!(ここでは割愛します)
コードをまとめるグッズ
とにかく入社当時はいろんなコードをまとめてばかりでした。
最初は針金のものにしてたんだけど、結局はマジックテープと結束バンドにしました。
マジック結束バンドは繰り返し使えるし、痛くないのでオススメ!
ビニールの結束バンドは電源系の太いケーブルに使いやすいです。
こういうのを使っていました☟
シール付きで貼れるものも役立ちます。
また、床や壁にコードを這わせるときは「モール」というものを使用します。
もはやIT関係ありませんが、便利ですよ(*´ω`)
モールを切るときは、「モールカッター」という専用の道具を使います。
LANケーブルタグ
これが無いと辛い!
特にケーブルが絡まっているようなところには、ガンガン使いましょう!
何用のLANケーブルなのか、わかるようにしてね
間違った所にLANケーブルを挿しちゃうと、最悪全部のネットワークが止まることも…!
私は「ループ」という現象にぶち当たり、これを経験したことがあります。
別サイトですが、ループについてわかりやすい記事があります。ループは怖いですよ~( ;∀;)
OFFICE CLOSER LAN配線工事の時に聞く「ループ」って何?いまさら聞けないネットワーク・LAN工事の基本シリーズ!!
ネットワーク機器に接続できるケーブル
ネットワークに詳しい人なら、1本は持っていると思います。
「コンソールケーブル」と言って、普通のLANケーブルとは別ものです。
買う場合は、まず該当のネットワーク機器に対応しているか確認しましょう。
バカHUB(ハブ)
バカHUBとは、よく家電量販店で売っているこういうものです。
故障したらすぐに取り換えられるようにしましょう。
難しい設定が不要で、買ったらすぐに使えます。
頭がいいハブもいるんだけど、それに比べて使い方が単純だからバカと呼ばれています。
買うものは磁石付きで、且つGigaに対応しているものをお勧めします。
磁石付きなら机に着けられるし、GigaじゃないとLANを良いものにしても速度が遅くなるよ!
実際に使っていたもの☟
ディスク系
SSD・ドライブケース
古いパソコンを使っていて、職員から「遅い!!」と苦情を言われることがあります。
そんな時はだいたい、ディスクはHDD(ハードディスク)を使っていることが多い…
そういう場合はSSD(エスエスディー)に変えるのです!
たいていの場合、メモリを増設するよりこちらの方が早くなります。
SSDとドライブケースが必要になります。
やり方はネット上にたくさん転がっていますが、職場ではよく「EaseUS Todo Backup Free」というフリーソフトを使っていました。
HDD/SSD コピーできる機械
パソコンなしで、HDDやSSD間のコピーができる機器です。
これもHDDからSSDに変える時に使うことが多かったかな~
職場ではこれを使っていました☟
ちなみに「玄人志向」は、自作パソコンを作る人達がよくお世話になる有名ブランドです。
作業系・その他
ブロワー
ブロワーは、掃除機の逆で「風を出す掃除用具」です。
通信機器、特にネットワーク機器は埃がすぐに溜まります!
埃がたまると放熱ができなくて故障の原因になったり、最悪の最悪は火事になることもあるようです。
定期的にブロワーを機械に向けて、埃を飛ばしましょう。
実際に使っていたもの☟
高いものじゃなくてOK!ちなみに落ち葉掃除とかでも使えます♪
エアダスター
パソコンの中を開けると、埃がたまっていることがよくあります。
これも故障の原因になるので、定期的にエアダスターを使って掃除をします。
ストローみたいな棒を取り付けて使います。ブロワー同様、風が出ます。
小さい機械にはエアダスターを、大きい機械にはブロワーを使って掃除しよう
絶縁シート・静電気防止手袋
パソコンの本体を触る時は、絶縁グッズを使いましょう。
もし手が帯電した状態でパソコンを触ると、静電気が流れて故障の原因になります。
物は絶縁シートの上に置いて、手には静電気防止手袋をつけて作業をしましょう。
台車
プリンターが壊れた!とか、パソコン運んで!などなど…
お願いされる作業は多岐にわたります。
一台は確保しましょう。
脚立
天井裏を覗いたり、天井に設置している無線の機器(アクセスポイント)を取り替えたり…
台車同様、1つはあるといいでしょう。
※一番上の天板に乗ったり、跨ると危険だよ!やめよう!
あらゆる備品の予備
その他にも、いろんな部署からの「あれが壊れた!」「これが壊れた!」にすぐに対応できるように、備品の予備は準備しておきます。
病院ではこんなものを予備として保管していました。
- ノートパソコン用のバッテリー(ナースカートの上にノートパソコンを置いていて、近くにコンセントが無いため)
- インクジェットプリンター(カラー印刷用)
- レーザープリンター(白黒印刷用)
- ラベルプリンター
- スキャナー
- 市販のWi-Fiルーター
- モニター
- パソコン本体
- マウス
- マウスパッド
- キーボードのボタン
職場によって必要なものは違うと思うので、それぞれに合わせて準備してね♪
まとめ
今回は、私が経験した総合病院の中で必要だったものをリスト化してみました。
掃除用具など他にも必要なものもありますが、特にここに掲載したものは、他の部署では持っていないものが多いので、自分で調達する必要があったものばかりです。
これは便利そうだな~と思うものが一つでもあればウレシイ限りです!
最後までお読みいただきありがとうございました。