こんにちは、30代で転職を3度も経験したぷんまるです。
今回は転職における会社の情報収集について、経験者からの観点でチェックポイントをお話しようと思います。
転職活動をしているけど、この会社大丈夫かな~?と不安になっている人
今回お話したいのは、募集要項から読み取れる情報(仕事内容など)ではなく、あくまで主観的に「この会社ヤバい」レーダーが察知するポイントをあげていこうと思います。
私は勝手に「ヤバいレーダー」と呼んでいますが、今までの経験を振り返ると、あながち無視できないポイントだったと思います。ちなみに私のこれまでの転職はここから始まりました☟
転職活動をするにあたって、「ふむふむ、こんな選び方もあるんだなぁ~」という視点で読んでいただけたらうれしいです。
口コミサイトは絶対見るべし
まず、口コミサイトです。
これは転職活動において必須のものです。
インターネットで「転職 口コミ」と検索すると、色々でてきます。
その中で私が使っていたのはこちら。
どれも、検索上位に出てくるはずです。信憑性も高いです。
実際に口コミを見ていくと、あれやこれや、大量の情報が載っています。
ただし口コミサイトを使う上で、私が声を大にして言いたいのはこれ☟
そうです。
口コミサイトに書く人は、会社への恨み辛みがあって、「憂さ晴らし」的に書くことが多いんです!
だから、ほとんど良い口コミより、悪い口コミの方が数が多くて、際立って見えてしまいます。
「口コミに悪いことが書いてあるから、この会社は辞めよう~」と一概に決めつけるのはよくないですよ!!
あくまで口コミサイトを利用して、判断すべきは以下です。
- 会社の性質や社風を知る(会社にこんな制度がある、こんな年代が多い…などなど)
- 従業員数に対してどれくらい悪い口コミがあるか
特に2つめの、「従業員数に対する悪い口コミ数」というのはポイントです。
大企業であれば、従業員数が多いので自然と口コミの数は多くなるはず。
でも少ない従業員数の割に、膨大な数の悪評があれば「危険」と判断していいと思います。それだけ人が定着していないという証拠です。
だからあくまで口コミサイトだけを鵜呑みにせず、他の要素も確認すべきなのです。
ここからは、自分の目で見るべきポイントを紹介していきます。
いつから募集しているのか
長期間にわたって転職活動をしていたり、何度も転職活動をしていると、「あれ?この会社のこの求人、見たことある…」という場面に出くわします。
それは「ずっと人が見つからない」ということです。
理由は2つ。
- 採用のハードルが高すぎる(高スペックな人を求めている割には給料が安い)
- 誰かが採用されたのに、また辞められて募集が必要になった
どちらも「人が定着しない」ということです。そこには何かしら理由があるんです。
私が過去に勤めていた職場では人が定着せず、ずっと求人がありました。
早くて数か月で辞める人もいました。
ずっと求人があるということは、長年勤めても安い給与のまま上がらなかったり、人間関係に問題があったり…何かしら問題があるのに、それを会社が改善しないままでいるということです。
「だれかが辞めても、また人を集めればいい」という考え方に基づいているので、あまり職員を大事にしていない社風だと想像することができます。
グループ会社の場合、家族経営かどうか
グループ会社の場合、各会社の代表の苗字を確認しましょう。
同じ苗字であれば、家族経営の可能性が高いです。
ただし、一概に家族経営が悪いというわけではありません。
工場や従業員数が少ない会社では家族経営はよくあることです。
ここで注意なのはこんな場合です。
従業員数の多い会社が家族経営の場合は、注意が必要
なぜそのような場合に家族経営かどうかを確認した方がいいのか、疑問に思うかもしれません。
その理由はこちら☟
特に病院などの医療関係では、従業員数が多くて、且つ家族経営の場合があります。
私が見た場面では、理事長の奥様の前で粗相をして、即「降格」された管理職も…コワ!
あとは理事長関係のコネで入社してきた人に気を使わなければならなかったり…
代表の座を交代する時に、派閥争いが勃発したり…
純粋に仕事で評価されたい人にとっては、めんどくさい場面が増えること、間違いなしです。
イザコザが面倒くさい人は、きちんと確認しておいた方がいいと思います。
給与に固定残業代が含まれているかどうか
会社は残業代を計算するのが面倒だから、残業代を「固定残業代」にしていることがあります。
つまり、固定残業代を設定しているということは「基本、うちは残業ありますよ」と言っているようなものです。
早くお家に帰りたい人は、要チェックです。
「まず定時では帰れない」。そう覚悟した方がいいと思います。
特に固定残業代として、残業時間の上限を長く設定している場合は要注意です。
「月10時間まで」より、「月40時間まで」の方が、残業時間が長い傾向にあります。
但し「月10時間」の場合でも、「月10時間以上の残業代は払わない」という悪習慣がある場合もあるので、時間が短いからと安心してはいけません。
求人欄にフリー素材の写真が使われていないか
求人の欄に、フリー素材の楽しそうな写真が載っている場合、少し警戒した方がいいです。
これは私の経験からです。
明らかにフリー素材っぽい画像で、楽しそうに働いている様子を載せていた求人に応募して、面接に行ったら、部屋が汚く負の印象が凄かったです。
これではいい写真は撮れないだろうな~という気がしました。
本当に明るい職場なら、実際の職場の画像を使えばいいですよね。
なぜフリー素材を使うのか。なんとなく理由がわかるハズです。
面接の時に会社の様子を見るべし
面接の時に、さりげなくチェックしたいポイントです。
張り紙が黄ばんでいたり、破れていたり…古すぎないか
もし張り紙などが黄ばんでいて、あきらかに古い感じがした場合は、会社の「総務課」が正常に機能していない可能性大です。
組織の中で総務課がまともに機能していないと、会社としては「かなりヤバい」と思った方がいいでしょう。
総務課は職員の労働環境を改善したり、職員が「どこに相談すればいいかわからない」ようなものをとりあえず相談しに行くような部署です。
そこがまともに機能していないとなれば、かなりヤバい…!働きにくさMAXです。
そう判断して良いと、私は思います。
社長の銅像や顔写真が無いか
大企業の創業者でもない限り、あったらヤバい。
その一言につきます。ワンマン経営というかなんと言うか…とにかく注意です。
他の部署やフロアの様子をチェックしよう
社員が働いている様子や表情、部屋の整理整頓さ、トイレの清潔さなどを見ましょう。
面接の時に、隙あらばささっと見るのです。
面接に対応してくれた人(恐らく人事)を見るのではなく、そのほかの様子を見るのが大切!
こういうものを見た時、どう思いましたか?
この時の直観を軽視してはいけませんよ!
面接に対応してくれる人は、たいてい物腰やわらかくしていますから、騙されてはいけません。
ちなみに、そもそも面接をしてくれた人がキツそうな印象だった場合は、既に論外です。
例えばずっと眉間に皺がよっていたりね!(゚д゚)!
会社のホームページの出来
会社のホームページは見ると思うのですが、少し視点を変えてみましょう。
ホームページはどのようなデザインになっていますか?
昔ながらのホームページだったり、見にくいデザインになっていないでしょうか?
ホームページに力を入れているかどうかで、どのような顧客を相手にしているかがわかります。
「商流」と呼ばれることもありますが、その特徴がわかるのです。
- ホームページに力を入れている場合
B to C(会社 対 個人)で、一般市民を相手にしていることが多い(メーカーなど) - ホームページに力を入れていない場合
B to B(会社 対 会社)で、いつも取引先が同じ
ホームページに力を入れていない場合は、広告に力を入れなくても収益元が変わらずあるので、いつも同じようなところと取引をしている可能性が高いです。そのようなところは営業をする必要が無いので「営業部」なんて部署も無いかもしれませんね。
例えば…いつも親会社から仕事をもらっていて、ホームページで世の中にアピールする必要が無い など
どういう会社に転職したいか、この観点も判断材料になると思います。
まとめ
いくつか、転職前に確認したい事項をまとめました。
転職する時は、どうしても年収や勤務地、業務内容ばかり気にしますよね。
それは一番大事な要素です。
でももし同じような条件で、いくつか候補がある場合には、自分のインスピレーションを大事にした方がいいと思います。
何か違和感を感じたら、絶対に根が深い問題があるはずなんです。
だって1日、2日調べて、あれ?と思うということは、長年働いたらもっとあれ?あれ?あれ?に遭遇することがあると思うんです。
転職エージェントを使っている場合は、不安に思ったことや、少しでも違和感を感じた点があれば、担当者に聞いてみるといいでしょう。
会社に直接聞きにくいことを聞けるのは、転職エージェントを使うメリットですよ。
ちなみに個人的におすすめなのは「リクルートエージェント」さんです。
転職するならまず登録をおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。