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「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」の感想レビュー

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」の感想レビュー

こんにちは。
鞄にいつも本を一冊入れている、ブログ管理人のぷんまるです。

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」(著者:坂口恭平さん)という本を読んで、かなり衝撃を受けました。

ちなみに、わたしは面白そうなタイトルとシュールなイラストに惹かれて、完全にジャケ買いしました( *´艸`)

ネタばれしない程度に紹介するので、ご安心を!

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」はこんな本

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」は一言でいうと、「都市の中で、いかに自分の力で生活をするか」という話。

内容は「路上生活」をしている人々を密着取材した、エッセイのような本です。

貧困とか格差社会とかそういう話ではなく、自力で生活をしているひとに焦点をあてて、かなり賞賛している感じの内容になっています。

なんとなく、おちゃらけた感じの話なのかなーと思ったけど、想像の斜め上を行く感じの内容でした!

この本を読むと、「路上生活」という言葉から連想しがちな、マイナスのイメージが覆ります。
むしろ尊敬するようになるかも(´_ゝ`)

ちなみに冒頭一行目からいきなり本の世界に吸い込まれるので、ある意味没頭のしすぎに注意です( *´艸`)

きみは何も持たず、着の身着のままで街に降り立った。

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」冒頭より

ミニマリストの究極版!?

著者の坂口恭平さんは、路上生活をしている人たちを取材して「家の作り方」や「生計の立て方」などを事細かに記しています。

貴金属を集めたり、情報屋をしたり、スーパーや居酒屋と食べ物をもらう契約したり…

ただ共通しているのは、「必要なものを、必要なだけ」という考え方。
表面的にではなくて、本当にそういう考え方を軸にして生きている人々の様子がわかります。

よく「ミニマリスト」なんて言葉を耳にするけど、「路上生活」はその究極を極めた形だと思います(´_ゝ`)

たとえば電気や水などの「インフラ」。

普通は「今月はこれだけ使ったから○△円」っていう請求書があって、そのまま何となくお金を払っているけど、本当にそれだけのお金がかかるのかはわからないですよね。

でも自分で電気を調達すれば、本当はいくらかかるか、知ることができます。

自分に必要な電気、ガス、水道の量を把握して、自分でそういったものを調達しながら生活するためには、豊富な知識と技術力、行動力が必要。

そんな難易度の高い生活を成し遂げているひとたちが、世の中にはいるんです。

そんな人たちを、この本では紹介しています

知恵を、情報を、経験をフルに活かし、自分で生活を成り立たせているって、凄いですよね(゚д゚)!

「家」の価値観が変わる

「家」といえば、賃貸?新築?中古物件?なんて議論がよくあるけど、「イチから自分で作る」という発想もあるんだな~って思うようになりました。

この本を読むと、こんな感じで新しい考え方にふれることができる。
おもしろい!

自分で家を作ることができれば、もし災害で家を失っても「壊れたら作り直せばいい」という発想になるようです。確かに(゚д゚)!

雨風しのげれば、あとは虫の侵入がなければ、どこでも住めないことも、ないかも(´_ゝ`)

狭いところは好きだし、たぶんわたしは「カプセルホテル」なら住めると思います

ちなみに東京で「0円」で家も作れるみたいです(゚д゚)!

なんだか、「家」って何だろうね?って思ってきました(´Д`)

人間は何があっても生きていける

会社勤めをしていると、どうしても「職を失ったらどうしよう」とか、「辛いけどお金のために働かないと」なんて考えに凝り固まってしまいますよね。

でもこの本を読むと、「人生、なんとかなる」って思うようになります。
生活に対する視野が広がるというか、そんな感じ。

「当たり前」を疑って、「自分が生きるための必要最低限は何か」を考えることができれば、なんとでもなるような気がしてきますよ(´_ゝ`)

「あとがき」では、雰囲気がガラっと変わって、少し感動します。
著者の坂口氏がどうしてこの本を書こうと思ったのか、自然災害が多い「日本」ならではの理由も少し触れられています。

「お金や仕事がなくても、ぜったい生きていける」そんな太鼓判を押してもらえる本です。

人生に疲れたときや、日々の生活に追われているときに、ぜひ読んでみてください(*´ω`)

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